待ちに待った年金支給日。「今月こそは厚切りのステーキを!」と意気込んでスーパーへ向かったものの、並んでいる和牛の価格を見て、思わず手が止まってしまいました。
「二か月に一度の楽しみだけど、やっぱりちょっと高いね……」
結局、カゴに入れたのは安価な「牛こま切れ肉」。 でも、ガッカリする必要はありませんでした。YouTubeで出会った「Aosトラットリア」さんのレシピを参考に、この牛こま肉を「ステーキ級」の逸品に変身させることができたんです。
ちなみに、この「Aosトラットリア」の青池シェフの動画、私も大ファンでチャンネル登録しています。プロの技術がありながら、家庭にある調味料やスーパーで手に入る食材を使い、驚くほど合理的な工程で最高の一皿を提案してくれる。その「プロの知恵と主婦(夫)目線の寄り添い」が、多くの人に愛されている理由なんだと改めて実感しました。
今日は、ステーキを諦めた私がたどり着いた、最高にジューシーな「牛こまハンバーグステーキ」の体験記をお届けします。
1. 材料は「牛こま」と家にあるものだけ
使うのは、どこにでも売っている牛こま切れ肉。ひき肉にする手間も、玉ねぎを刻む手間もありません。

- メイン: 牛こま肉(約200gで2人分)
- 下味: 塩、野菜ブイヨン(または味の素)、おろしにんにく、片栗粉、おろしにんにく、片栗粉、オリーブオイル
- ソース: 醤油、みりん、砂糖、バター
- トッピング: ニンニクチップ、ブラックペッパー
2. 作り方のポイント:旨みを逃さない「黄金のリレー」
このレシピの素晴らしいところは、最初のフライドガーリック作りから最後のソース仕上げまで、フライパンを一回も洗わずに「旨みのバトン」を繋いでいく点にあります。ここに、トラットリアさん流の「美味しさへの意識の高さ」を感じました。

- ニンニクオイルを作る: まずオリーブオイルでニンニクを熱し、香りをオイルに移しながらカリカリのチップを作ります。この「ニンニクの香りがついた油」がすべてのベースになります。
- お肉をそのまま揉み込んで焼く: ボウルに牛こま肉を入れ、塩、ブイヨン、ニンニク、片栗粉、オリーブオイルを加えて優しく揉みます。片栗粉が肉汁を閉じ込める魔法の粉になります。これを先ほどのニンニクオイルでじっくり焼いていきます。

私は表3分、裏面1.5分焼きました。
良い焼き色がついたら白ワイン(または酒)を振って、弱火で5分間蒸し焼きにします。

- 肉汁でもやしを炒める: お肉が焼けたら一旦取り出し、フライパンに残った「ニンニクオイル+肉汁」をそのまま使ってもやしを炒めます。余分な脂を捨てないどころか、野菜に最高の味付けをするための「出汁」として活用するのです。
- 絶品ソースでフライパンを掃除する: 最後にもやしも取り出した後のフライパンに、醤油、みりん、砂糖、バターを投入。ヘラでフライパンの底にこびりついた肉の旨みをこそげ落とすように混ぜれば、極上のガリバタ醤油ソースが完成します。
3. いざ実食!これはステーキ?それとも……

お皿に盛り付け、自家製ニンニクチップを散らして完成です。 見た目はまさに「分厚いステーキ」。
ナイフを入れると、中から肉汁がじゅわっと溢れ出します。
気になるお味は?
一口食べて、その食感の素晴らしさに驚きました。 「柔らかい!!」 思わず声が出てしまうほどです。細かく挽かれた「ひき肉」のハンバーグとは明らかに異なり、肉の繊維一つ一つを感じるような、塊をワイルドに食べているというダイレクトな満足感があります。
それでいて、こま切れ肉をふんわりと重ね合わせているおかげで、分厚いステーキにありがちな「噛み切れない」というストレスが一切ありません。驚くほど歯切れが良く、噛むたびに閉じ込められた肉の旨みが口いっぱいに広がります。
さらに、この特製ソースが本当に罪な味なんです。フライパンの底に残っていた旨みをすべて回収したソースは、甘味、塩味、コク、そしてニンニクの香りが完璧に調和して肉にねっとりと絡み、白ごはんが猛烈に進みます。
4. 最後に:賢く贅沢を楽しむということ
値段を見てステーキを断念した時は少し寂しい気持ちになりましたが、工夫次第でこんなに美味しいものが作れるんですね。洗い物が少なくて済む合理的な工程も、主婦(夫)目線では嬉しいポイントでした。
「牛こま肉を丸めただけ」とは思えない贅沢なディナー。 むしろ、高いお肉を失敗しないようにと緊張して焼くよりも、心もお腹もずっと豊かに満たされた気がします。
皆さんも「今日はちょっとお肉が食べたいな」と思ったら、ぜひ試してみてください。 二か月に一度と言わず、毎月でも作りたくなる美味しさです!
「Aosトラットリア」さんのチャンネル登録もおすすめします。素人さん主婦さんの料理も捨てがたいのですが、なんといってもプロですから(^^)
