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バラとラナンキュラスの違いは?知っておきたい「似ているけれど違う」お花の話

お花

今週のお花の定期便(サブスク)が届きました。 英字新聞を開けた瞬間、「わあ、綺麗なバラが入っているな」と思ったのですが、同梱されていた説明書を読んでびっくり。

そのお花の名前は、「ラナンキュラス」でした。

「バラじゃないの?」と思ってしまうほど、豪華で幾重にも重なった花びら。今回は、そんなラナンキュラスとバラの違いについて、分かりやすくまとめてみました。

そもそも「科」が違う:木と草の決定的な違い

一番大きな違いは、植物学上の分類です。これを知ると、なぜ見た目が似ているのに性質が違うのかがよく分かります。

  • バラ: バラ科の「低木(木)」です。
  • ラナンキュラス: キンポウゲ科の「球根植物(草)」です。

バラは木なので、年数を経るごとに枝が太く硬くなっていきますが、ラナンキュラスはチューリップやヒヤシンスと同じ「草」の仲間です。ルーツが全く違うため、お世話の仕方や、お花が咲き終わった後の変化も異なります。

花びらの質感と「層」の厚み:繊細さと重厚感

見た目が一番似ていますが、至近距離で観察すると、その造形の美しさにそれぞれの個性が見えてきます。

  • バラ: 花びらの一枚一枚にしっかりとした厚みとハリがあります。ベルベットのような光沢感のある品種や、マットで上品な質感など、「高級感」や「重厚感」を感じさせるのが特徴です。
  • ラナンキュラス: 花びらが非常に薄く、まるで「ティッシュペーパー」や「最高級の和紙」のようです。このシルクのように薄い花びらが、一つの花に100枚〜200枚、多いものではそれ以上も緻密に重なり合っています。

咲き進むにつれて、バラは「開く」という感覚ですが、ラナンキュラスは薄い紙がふんわりと「ほどけて膨らんでいく」ような、独特のボリューム感が楽しめます。

茎の構造:見分けの決定打はここ!

お花屋さんや自宅に届いた際に、プロでなくても一瞬で見分けられるポイントは「茎」にあります。

  • バラ: 茎はしっかりとした「木」の性質を持っていて、硬く、樹皮があります。また、身を守るためのトゲがあるのが一般的です(サブスクでは処理されていることが多いですが、跡が残っています)。
  • ラナンキュラス: 茎はみずみずしくて柔らかく、表面に産毛のようなものがあることもあります。最大の特徴は、**中が空洞(ストロー状)**になっていること。そのため、水が上がりやすい一方で、茎が折れやすいという繊細な一面も持っています。

季節の違い:一年中会える女王と、春を告げる妖精

お花が市場に出回るタイミングにも、それぞれのサイクルがあります。

  • バラ: 「花の女王」と呼ばれるだけあり、温室栽培や品種改良によって一年中いつでも手に入れることができます。本来の旬は春と秋ですが、お祝い事の定番として常に身近な存在です。
  • ラナンキュラス: 基本的には「冬から春(1月〜4月頃)」にかけてのみ出回る、季節限定のお花です。暑さに弱いため、冷涼な時期にしか会えない「春を告げる妖精」のような存在。この時期のサブスクにラナンキュラスが入っていると、いよいよ春が来たな、と季節の移ろいを感じさせてくれます。

今回のアレンジメント(写真解説):春の息吹を感じる共演

今回届いたお花は、主役のラナンキュラスを中心に、春らしい野草的な軽やかさと、どこか懐かしい温かみが同居した素晴らしいセレクトでした。それぞれのお花が持つ役割や魅力をご紹介します。

  • ラナンキュラス(イエロー、ホワイト、ピンク): 今回のアレンジの主役です。黄色は太陽のように明るく、白は清潔感を与え、濃いピンクは全体を引き締めるアクセントになっています。ラナンキュラスは開花とともに驚くほど大きく膨らむため、数日経つとさらに豪華な印象に変わるはずです。
  • コデマリ(小手毬): 長い枝にしなやかな動きを与え、小さな白い花が手毬のように集まって咲いています。バラやラナンキュラスのような大輪のお花に対して、こうした「枝もの」が入ることで、奥行きと自然な広がりが生まれます。
  • ソリダコ(セイタカアワダチソウの仲間): 黄色い小さな花が穂状に集まったフィラーフラワー(空間を埋めるお花)です。全体のボリューム感を出しつつ、メインのお花同士の隙間を埋めて、花束全体をふんわりと優しくつなぐ役割を果たしています。
  • 千日紅(センニチコウ): 写真の手前に見える、赤くて丸いポンポンのような可愛らしいお花です。カサカサとした独特の質感があり、ドライフラワーにしても色が残るほど丈夫なのが特徴。柔らかいラナンキュラスとの質感のコントラストが、目を楽しませてくれます。

「バラだと思って愛でていたら、実はラナンキュラスだった」 そんな勘違いも、お花の知識が増える楽しいきっかけになります。

皆さんも、今週届いたお花の茎をそっと触ってみてください。中が空洞で柔らかければ、それは春の妖精・ラナンキュラスかもしれませんよ。

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