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雪国からの便りと、恥ずかしがり屋の春色。〜オジサンの花買い奮闘記〜

お花

こんにちは。

暦の上では春が近づいているとはいえ、まだまだ風の冷たさが身に染みる季節ですね。 今日はお花の記事をゆっくり書こうとパソコンに向かっていたのですが、その矢先、スマートフォンの通知が鳴りました。

送り主は、旭川に住んでいる幼なじみ。 画面を開いた瞬間、思わず「うわぁ……」と独り言が漏れてしまうほど、ハッとするほど美しい写真が届いたのです。

旭川、銀世界からの贈り物

送られてきたのは、しんしんと降り積もった真っ白な雪景色の写真でした。

この写真を送ってくれたのは、同じ街、それこそ物心がつく前から一緒に育った「幼なじみ」です。 親同士も顔見知り、文字通り家族のような存在。 お互いの成長の記録も、今思い出しても顔から火が出るような青い時代のエピソードも、すべて筒抜け。 いわば、私の人生の「証人」のような、腐れ縁の大切な親友です。

ちなみに、中学生くらいまでは私の方が圧倒的に背が低かったんですよね。 いつも彼女の後ろをトコトコ付いて歩いていたような記憶があります。 それが中学半ば、成長期の爆発的な勢いで一気に逆転した時の、あの「勝った!」という妙な優越感と、幼なじみの驚いた顔は今でも忘れられません。

幼なじみは「やっと超えたね」と言ってくれました。
当の本人はそれをどうやら覚えていない模様。。。
「そんな事言った?失礼だね」と。
いや、本当に失礼です(笑)

大人になり、私は神奈川に、幼なじみは旭川にと住む場所は離れてしまいましたが、こうして、ふとした瞬間に地元の空気や季節の移ろいを届けてくれる。 その気兼ねのなさが、この厳しくも美しい雪景色を、どこか温かいものに感じさせてくれます。

見ているだけで、キーンと冷えた北国の空気感や、雪がすべての音を吸収してしまったような、あの独特の静寂が伝わってくるようです。 遠く離れた場所に住む友人と、デジタル越しではあっても同じ「瞬間」を共有できる。 現代の便利さに、少しだけ感謝したくなる一幕でした。

そんな外の世界の真っ白な銀世界とは対照的に、私の部屋には今、鮮やかな「春」がやってきています。

今回のミッション:花を抱えて全力疾走

今回、私の目を楽しませてくれているのは、この色彩豊かなお花たちです。

実はこれ、近所のお花屋さんで意を決して購入してきたもの。 ……そう、「意を決して」です。

何度通っても、お花屋さんという空間は、私のようなオジサンにとっては少し気恥ずかしい聖域のように感じてしまいます。 店員さんに「ご自宅用ですか?」と聞かれ、「あ、はい、そうです」と答える時のあの妙な緊張感。 そして、綺麗に包んでもらった花束を受け取った後の、なんとも言えない「居心地の悪さ」。

店を出た瞬間、私は周囲をキョロキョロと見渡してしまいました。 別に悪いことをしているわけではないのに、なぜか「花を持って歩いている姿」を見られるのが照れくさいのです。 駐車場に停めた車まで、誰にも見つからないように、そしてせっかくのお花を傷めないように気を配りつつ、上半身は静止させながら足だけは全速力で早歩き!

おそらく、端から見たら「ものすごい形相で花を護送している怪しいオジサン」だったに違いありません。 息を切らして車に滑り込み、ドアを閉めた瞬間にようやく深い溜息。 そうやって、ちょっとした「ミッション」を遂行するように必死に持ち帰ったからこそ、この花たちへの愛着もひとしおなのです。

ガーベラとチース、冬の部屋を彩る色

今回選んだのは、元気をもらえるピンクのガーベラと、可憐な紫のスターチス(チース)。 この組み合わせ、実は今の私にとって、とても意味のあるチョイスになりました。

この真っ直ぐに上を向いて咲く、ガーベラの凛とした立ち姿。 視界に入るだけで、どんよりとした曇り空の心もパッと明るくしてくれるようなパワーがあります。

ここで少し、ガーベラについての豆知識を。 実はガーベラは、日本で非常に人気のある花ですが、その主な産地をご存知でしょうか? 国内では静岡県愛知県、そして福岡県などが有名な産地として知られています。 特に静岡県は、全国でもトップクラスの生産量を誇り、品種改良も盛んに行われているそうです。 お花屋さんで見かけるあの一輪一輪が、遠くの暖かい土地から、誰かの手によって大切に育てられ、私の元へ届いたのだと思うと、さらに愛おしさが増しますね。

また、ガーベラには非常に多くの色がありますが、何色が一番人気だと思いますか? 一般的には、今回私が選んだような**「ピンク色」**が不動の人気ナンバーワンだそうです。 続いて元気の出る「オレンジ」や「赤」、そして清楚な「白」も根強い人気があるとのこと。

今回選んだピンクのガーベラには、**「感謝」や「思いやり」**という、とても優しい花言葉があります。 旭川から素敵な景色を届けてくれた幼なじみへの「感謝」。 そして、照れくさがりながらも自分のために花を選び、飾るという、自分自身への「思いやり」。 そんな今の私の気持ちを代弁してくれるような、最高のセレクトだったと自画自賛しています。

そして、名脇役として添えたのが、このスターチス(通称:チース)。 紫の小さな花が集まったような繊細な姿ですが、実はこの紫色の部分は「ガク」で、本当の花はその中にある白い部分なんですよね。 スターチスの魅力は、なんといってもその「強さ」。 水から揚げても色が褪せにくく、そのままドライフラワーにしても、この鮮やかな色彩を長く楽しませてくれます。 少しカサカサとした独特の質感も、どこか懐かしい感じがして大好きです。

二つの景色、一つの時間

旭川の真っ白な雪景色は、自然が作り出した究極の「静」。 私の部屋のガーベラとチースは、人の手と心が育んだ鮮やかな「動」。

一見すると正反対の二つの景色ですが、どちらも「誰かを思う気持ち」や「今この瞬間を愛でる気持ち」でつながっています。 幼なじみからの写真一枚で、私の部屋の空気までがより豊かに、鮮明になったような気がします。

冷たい冬の静けさと、部屋の中に灯った春の生命力。 この二つの対照的な景色を同時に楽しむことができた、なんとも贅沢で、そして心が穏やかになる一日でした。

皆さんも、もしお花屋さんの前を通ることがあったら、たまには「照れくささを乗り越えて」、一輪の花を手に取ってみませんか? お花は、言葉以上に多くのことを語ってくれるかもしれません。 ただし、私のように駐車場まで全速力で駆け抜ける必要はありませんよ(笑)。 優雅に、胸を張って、その季節を持ち帰ってみてください。

それでは、また。 次はお花がドライフラワーになった頃に、また記事を書きたいと思います。

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