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政治家頻出ワード「忸怩(じくじ)たる思い」徹底解剖

日々の疑問

〜なぜ彼らは、誰も読めない言葉で反省を語るのか?〜

はじめに: この記事は、特定の政治思想や政党を批判するものではありません。還暦をとっくに超えたオジサンの、ちょっとした「言葉遊び」と「戯言(たわごと)」だと思って、肩の力を抜いて読んでいただければ幸いです。

テレビのニュース番組。不祥事や政策の遅れを追及された政治家が、神妙な面持ちでこう口にします。 「……まことに忸怩たる思いであります」

その瞬間、お茶の間では「ジクジ? じくじ……? 磁石の親戚?」と困惑の渦が巻き起こります。SNSでは「なんて読むんだよ!」「意味わからん」というツッコミがセットで流れるのが恒例行事。

今回は、この「読めない・分からない」の代表格である「忸怩(じくじ)たる思い」について、政治家がどんな気持ちで使っているのか、その「大人の事情」を面白おかしく紐解いてみましょう。

そもそも「忸怩」って何なの?

まずはおさらいです。

  • 読み: じくじ
  • 意味: 自分が行ったことについて、心の中で深く恥じるさま。

つまり、めちゃくちゃ簡単に言うと 「マジで恥ずかしいっす。穴があったら入りたいっす」 という意味です。しかし、ネクタイを締めた政治家が「いや〜、穴があったら入りたいっすね!」と言ったらどうでしょう。あまりにも軽すぎます。そこで「忸怩」の出番というわけです。

なぜ政治家は「忸怩」を乱用するのか?(勝手な分析)

① 「反省してる感」のコスパが最高

「申し訳ない」と言うと、ストレートに謝罪の責任が発生します。しかし「忸怩たる思い」と言うと、 「私はこんなに難しい言葉を知っているほど知性があり、かつ心の中で高尚な葛藤をしているのだ」 という、謎の知性が上書きされます。 「自分が悪い」という事実を認めるのではなく、「恥じ入っている自分」という主観的な内面を語ることで、客観的な責任追及から「感情の吐露」へと土俵をすり替える。これは非常にコストパフォーマンスの良い、政治的レトリックと言えるでしょう。

② 誰も読めないからこそ「煙に巻ける」

人間、分からない言葉を聞かされると、一瞬脳がフリーズし、反射的に「自分の知識不足かな?」と一歩引いてしまいます。「忸怩……ん? 漢字はどう書くんだ?」と考えているコンマ数秒の隙に、政治家は次の質問へ逃げ切る準備を整えます。一種の「言語的煙幕」であり、言葉そのものを難解にすることで、議論のピントをぼかす高度な心理戦なのです。

もしも「魔法のフレーズ」が禁止されたら?

もしも法律で「会見では中学生でも分かる言葉しか使ってはいけない」と決まったら、政治家のコメントはどう変わるでしょうか。

ケース1:難解すぎる「忸怩たる思い」

  • 現行: 「期待に沿えず、忸怩たる思いを禁じ得ません」
  • 翻訳: 「期待を裏切っちゃって、自分でも『うわ、俺ダサ……』って思ってます。マジで顔から火が出そうです。今の自分の行い、本当にかっこ悪いなと心底ヘコんでます」

ケース2:最強の回避呪文「差し控えさせていただきます」

質問への回答を拒絶する際の免罪符。この一言で、説明責任という重荷をいとも簡単に投げ捨てることができます。

  • 現行: 「捜査に関わることですので、回答は差し控えさせていただきます」
  • 翻訳: 「それを正直に言っちゃうと僕が怒られるか、もっとヤバいことになるので、今は黙秘させてください。都合の悪いことはスルーしたいんです。っていうか、もうこれ以上聞かないで!」

ケース3:民間なら即クビ?「検討を加速させる」


最近よく耳にするこのフレーズ。私たちのような管理職経験者からすれば、ツッコミどころしかありません。

  • 現行: 「早急に検討を加速させてまいりたいと考えております」
  • 翻訳: 「まだ何も決まってないし、いつ決まるかも言えませんが、とりあえず『アクセル踏んでる感』だけは出しておきますね! 実際はギアが入っていないかもしれませんが、音だけはブイブイ鳴らしておきます」

一般企業で部下が「検討を加速させます!」なんて報告に来たら、上司としては「で、具体的にどのフェーズを、いつまでに、どう改善するんだ? 責任者は誰だ?(怒)」と雷を落とすのが当然の姿です。「いつまでに」「どうするか」というKPI(重要業績評価指標)が欠落した検討は、ビジネスの現場では「何もしていない」と同義。政治の世界でのみ許される「期限なしのフルスロットル」は、まさに不可解な現象と言わざるを得ません。

結論:私たちはどう向き合うべきか

政治家が「忸怩たる思い」と言い出したり、何かを「差し控え」たり、「検討を加速」し始めたら、こう解釈しましょう。 「あ、今この人、言葉のメッキを厚く塗って、中身のなさを隠そうとしてるな!」 と。

次に彼らがこれらの言葉を使ったら、テレビに向かって「それ、民間企業の会議でも同じこと言えますか?」と心の中で突っ込んでみてください。きっと、政治ニュースが少しだけエンターテインメントに見えてくるはずです。

用語解説:忸怩(じくじ)

  • 「忸」:はにかむ、恥じる
  • 「怩」:恥じ入る ※ダブルで恥ずかしいから「忸怩」。二回言うほど恥ずかしいはずなのに、なぜか堂々と言っちゃうのが政治家クオリティ。勝手に想像してごめんなさい。
    でもそんなに的外れじゃない気が。。。。(笑)
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