今回は、ラテをテーマにした曲を作ってみました。
きっかけは、知り合いの女性から届いた「これ美味しいよ」「飲んでみて」という言葉。
何気ない会話から始まったラテ生活ですが、作詞を始めると、いつものように話があらぬ方向へ進んでいきます。
しかも今回は、SUNOくんが大失敗したわけでもないのに、私自身が斜め上へ突き抜けてしまいました。
ラテの歌だったはずなのに、最後は恋愛ソング。
SUNOくんとのガチャ、今回もなかなか一筋縄ではいきませんでした。
ラテを知ったきっかけは、彼女のひと言
知り合いの女性から、
「これ美味しいよ」
「飲んでみて」
そんな言葉をもらったことが、今回のラテとの出会いでした。
彼女は、なかなかのラテ愛好家です。
- 家にはラテを5本くらい常備
- 家事をしながら、ひと休みのラテ
- お昼寝から目覚めたらラテ
- 休日は朝からラテ
すっかりラテのある生活を送っています。
LINEでも、
「何してる?」
「私はラテ中だよ」
こんな会話が頻繁にあります。
いや、もう無茶苦茶洗脳されました(笑)。
そこまで言うなら、騙されたと思って飲んでみよう。
……美味しいんです、これが。
それからは、ラテを飲んでは感想を伝え合うようになりました。
「優しい味だね」
「そうそう!それ!」
「常温でも美味しいね」
「そうそう!それ!」
「癖になるでしょう?」
「そうそう!それ!」
この「そうそう!それ!」という言葉が、なんともいいんです。
このときの「そうそう!それ!」は、可愛らしかった。
本人の前では言いませんが、彼女は時々、可愛らしい言葉遣いをします。
……時々?(笑)
この会話をしているうちに、頭の中にはひとつの考えが浮かびました。
「そうそう!それ!」が生きる詩にしなくちゃ。
今回の作詞は、ここから始まりました。
いつもの作文から作詞へ
私の作詞スタイルは、最初からきれいな詩を書くことではありません。
まず、言いたいことを思いつくままに書き留めます。
そう、作文です。
そこから使いたい言葉を選び、少しずつ詩の形にしていきます。
今回、最初に考えていたのは、ラテを通して人との距離感の変化を表現することでした。
ラテを彼女に教えてもらったこと。
何気ない会話が嬉しかったこと。
彼女の表情や言葉、小さな出来事を覚えていたいこと。
年齢を重ねてくると、時間が過ぎるのが早く感じられます。
だからこそ、何でもない日常の中にある小さな幸せを、しっかり心に残しておきたい。
そんな、少し真面目で切ない詩になる予定でした。
最初のラフには、
「駆け足で時が過ぎていく」
「小さなことも覚えていたい」
こんな言葉が入っていました。
切ないな……いい感じだ。
この時点で、すっかり自己陶酔です(笑)。
ところが、作文はここから妙な方向へ進み始めます。
ラテの歌が、いつの間にか恋愛ソングに
作文を続けているうちに、こんな歌詞が生まれました。
君が教えてくれたラテ
一口飲むたび 愛おしくなる
美味しさは あとからついてきたんだ
本当に好きなのは
それを教えてくれた 君だから
ここまで書いて、ふと気がつきました。
あれ?
ラテを教えてくれた人への恋愛の詩になっている……。
ま、いっか(笑)。
いや、よくない。
最初に言いたかったことから、だいぶ飛躍しています。
ラテを飲んで美味しかったという話だったはずなのに、いつの間にか、教えてくれた人そのものが大切になっている。
でも、せっかく言葉が出てきたので、とりあえず行けるところまで書いてみることにしました。
曲の始まりは、こんな感じです。
「何してる?」
「ラテタイム」
時々届くメッセージ。
いつものあいさつ。
二人の何気ない会話から始まります。
そして、最後には、
年を重ねるごとに
時間は駆け足で過ぎていくから
君と過ごす 小さな出来事のすべてを
抱きしめていたい
……ここまで来ました。
やっぱり飛躍しすぎです。
ラテを教えてくれた人と、一緒に生活していることになっているじゃありませんか(笑)。
作詞というのは恐ろしいものです。
いや、私の作文が暴走しているだけかもしれません。
SUNO一回目は「おしい!」
一応、詩らしくなったと勝手に判断して、まずはSUNOくんにお伺いを立てました。
前回、ボサノバ風のプロンプトでいい感じの曲ができていたので、今回もボサノバ風で挑戦です。
どうだ?
今回もドジョウを狙っています(笑)。
ところが、最初の歌詞は長すぎました。
SUNOくんも、どこをどんなふうに歌えばいいのか、さぞ困ったことでしょう。
メロディーが次々に変わっていきます。
一番の最初から最後まで、違うメロディーが続くような感じです。
私の目標は、自分で歌える曲を作ること。
なのに、どこへ行ったのでしょう?
これでは歌えません。
しかも、ラテが好きだったはずなのに、最後は君が好きになっているし……。
SUNOくん、混乱させてごめんなさい。
ただ、ひとつ収穫がありました。
私の好きなフレーズ、
「そうそう!それ!」
ここは、とても上手に歌ってくれたのです。
メロディーの雰囲気も悪くありません。
ただ、メロディーの種類が多すぎる。
惜しい!
ということで、ガチャ一回目は「おしい!」という結果になりました。
いつものように、作文から言葉を削る
私の作詞では、ここからがいつもの作業です。
まずは長すぎる歌詞をカット。
それでもうまくいかなければ、さらにカット。
必要に応じてプロンプトも調整します。
2回目、3回目とガチャを回しましたが、やはり歌詞が長すぎるようです。
そこで、今回は次の3点を意識して聴くことにしました。
- 「そうそう!それ!」の自然な歌い方が残っているか
- Aメロが少し落ち着いたテンポになったか
- 最後がすっきり歌い終わるか
歌詞を削り、構成を整理し、もう一度ガチャ。
少しずつ、目指している曲に近づいている気はします。
しかし、まだイマイチ。
さらに言葉を削って、次のガチャへ進みます。
4回目、SUNOくんが一番だけ歌って閉店
そして、4回目くらいのことです。
途中までは、かなりいい感じのメロディーで歌ってくれています。
一番が終わり、あの「そうそう!それ!」もいい感じ。
よし、次は二番だ。
そう思って聴いていると……。
そこで曲が終わりました。
えっ?
二番は?
どうやらSUNOくん、一番を歌い終えたところで力尽きたようです(笑)。
いや、まだ仕事は終わっていません。
こちらは二番も用意してあります。
しかし、曲は終了。
SUNOくん、まさかの一番だけで閉店です。
ここで、ひとつ閃きました。
途中までのメロディーは気に入っています。
だったら、この曲を「カバー」で再生成すれば、二番も含めていい感じに仕上がるのではないか?
そう考えたのです。
さっそく試してみようと思いましたが、この時点ですでにかなり遅い時間。
真夜中に、還暦を過ぎたオジサンがパソコンに向かって何をやっているのでしょう(笑)。
明日、続きをやろう。
SUNOくんも一番を歌って閉店したことですし、こちらも閉店です。
カバー作戦も悪くなかった。でも……
翌日、さっそく一番だけで終わってしまった曲をカバーで再生成してみました。
これが、なかなかいい感じ。
やっぱり、カバー作戦もアリだったようです。
ただ、元の曲をそのまま再現できるわけではありません。どこまで雰囲気を引き継いでくれるかは、SUNOくん次第です。
今回も、なかなかいいところまで来ました。
ところが、もうひとつの作戦が残っています。
そうです。
最終兵器、「翌日大作戦」です。
最終兵器は、次の日のガチャ
以前も、同じようにガチャを回していて、なかなか納得できなかったことがありました。
そのときは、いったん作業をやめて、翌日にもう一度挑戦。
すると、あっさりいい感じの曲ができたのです。
そこで今回も、日を改めて再挑戦してみました。
すると……。
出てきました。
なかなかいい感じの曲です。
しかも、前日に一番だけ歌って閉店した曲をカバーしたものより、翌日に新しく生成した曲のほうが、私の好みに近い仕上がりになりました。
やはり、最終兵器「翌日大作戦」は侮れません。
もちろん、翌日だから必ずいい曲ができるわけではありません。
それでも、煮詰まったときに少し時間を置くのは、私には合っているようです。
昨日は気になっていた部分が、今日は違って聴こえることもあります。
何度も同じところを直し続けるより、いったん離れてみる。
これも、SUNOとの付き合い方のひとつなのかもしれません。
今後の課題は、もっと歌いやすい詩
今回の作詞で、改めて感じたことがあります。
私の場合、言いたいことを作文にしていくと、どうしても長くなります。
気持ちが乗ってくると、あれも言いたい、これも伝えたい。
そうしているうちに、最初に考えていたテーマから離れていくこともあります。
今回も、ラテを教えてもらった話から始まり、時間の流れを感じ、最後には恋愛ソングになってしまいました。
そこで、これからは曲の構成をもっと意識してみたいと思います。
Aメロ、Bメロ、サビ。
それぞれの役割を考え、言葉を詰め込みすぎない。
繰り返したいフレーズは、思い切って繰り返す。
SUNOくんに歌ってもらうためだけではありません。
自分自身が覚えやすく、気持ちよく歌える曲にするためにも必要なことだと思います。
そして、真夜中に還暦を過ぎたオジサンがパソコンに向かい、何度もガチャを回している姿。
私なら、あまり見たくありません(笑)。
ほどほどにしなければいけませんね。
出来上がった曲「いつものラテ」
ラテの歌だったはずなのに
今回の曲作りは、最初から最後まで寄り道だらけでした。
ラテを教えてもらった。
飲んでみたら美味しかった。
感想を伝え合ううちに、「そうそう!それ!」というフレーズが気に入った。
そこから作詞が始まり、作文が長くなり、SUNOくんは一番だけ歌って閉店。
カバーに挑戦し、翌日にはもう一度ガチャを回す。
こうして振り返ると、ずいぶん遠回りをしています。
でも、楽しいんです。
そして、最初に言いたかったことは、今も変わっていません。
年齢を重ねると、時間が過ぎるのが早く感じられます。
だからこそ、何気ない会話や、ふと見せた表情、嬉しかった言葉。
そんな小さな出来事も、できるだけ覚えていたいと思うのです。
ラテの歌を作っていたはずなのに、教えてくれた人への気持ちまで歌にしてしまったのは、少々予定外でしたが……(笑)。
まあ、それも作詞の面白さということにしておきましょう。
最後は少し真面目に。
何気ない日常の中にある、小さな幸せを忘れずにいたい。
今回の曲は、そんな気持ちから生まれました。
