今回の曲は、サーモンピンクのガーベラを題材にした詩です。
大好きだ!と叫ぶような大恋愛の歌ではありません。
好きなのに、面と向かって「好き」とは言えない。
そんな弱気な男性が、心の中であれこれ考えている、ほわーんとした詩にしてみました。
半分は実話、半分は願望。
もしかしたら、願望より妄想の方が多いかもしれません(笑)。
ガーベラより君が好き
今回、どうしても入れたかったフレーズがあります。
「独り言だけど君が好き」
ガーベラが好きだという彼女。
でも、本当に言いたいのは花のことではありません。
ガーベラより君が好き。
そう言いたいのに、なかなか言えない男性の気持ちです。
面と向かって「好きだ」なんて、とても言えない。
自分が彼女の隣にいられる可能性だって、あるのかどうか分からない。
それでも、心の中ではずっと好き。
そんな悶々とした人って、どこにでもいます。
はい、ここにいます(笑)。
歌い方も、力強く歌い上げるのではなく、囁くように、話しかけるように。
自分の気持ちを独り言のようにつぶやくイメージです。
うん、これはいい!
またまた勝手に、歌詞の主人公になったつもりで妄想を膨らませています。
好きな花はサーモンピンク
女性とメールのやり取りをしていて、好きなお花の話になりました。
「ガーベラが好き、サーモンピンクの」
あ……これイケる!
すぐにピンときました。
昔から彼女は、前を向いて進んでいくような人です。
まっすぐ上に向かって咲くガーベラと、彼女のイメージが重なりました。
これは歌詞に使える!
ちなみに、好きなお花はサーモンピンクのガーベラのほかに、ひまわり、フリージアだと聞きました。
最初は、この3つのお花を全部入れて作詞してみようという、無謀なことを考えました。
しかし、何を言っているのか分からない詩になるのは目に見えています。
はい、断念しました。
当たり前ですね(笑)。
最初の作文には、色の解説まであった
私の作詞のパターンは、まず作文から始まります。
思いついたことを並べて、そこから作詞。
最後に、無駄なフレーズをそぎ落として歌詞にしていきます。
今回も最初は、かなり自由に書いていました。
例えば……
赤と白を混ぜるとピンク。
そこにオレンジを合わせるとサーモンピンク。
こんな色の解説まで歌詞に入れようとしていました。
こんな歌詞、見たことありません(笑)。
さらに、
赤に白を混ぜるだけのピンク
オレンジを重ねるとサーモンピンク
大好きな微笑みと目の表情
気持ちを重ねると目の前の君の出来上がり
……。
例えを表現するにも、飛躍しすぎです。
ええ、分かっています。
でも、やってみたかったんです(笑)。
もちろん、最終的には無駄な説明をそぎ落としました。
色の説明をするよりも、ガーベラの色から彼女の顔を思い浮かべる方が、ずっと自然ですからね。
実話と妄想がクロスオーバー
彼女は、自分だって大変なのに、いつも人のことを優先して考える人です。
そんな彼女のことも、今回の歌詞に混ぜ込んでいます。
サーモンピンクのガーベラを題材にした歌詞ですが、本当に言いたいことは花のことではありません。
好きだと言えない男性が、彼女の好きな花をきっかけに、彼女のことばかり考えてしまう。
そんな男性の独り言を歌詞にしたつもりです。
実際にあったことと、こうだったらいいなという願望。
いつものように、私の頭の中では実話と妄想が仲良く入り交じっています。
そして、好きすぎるフレーズが、
「独り言だけど君が好き」
最後の最後に、この言葉を繰り返して曲を終わらせることにしました。
言えなかった気持ちを、最後にもう一度だけ。
これくらいなら、弱気な男性にもできるでしょう(笑)。
一番と二番の行数が違うのに……
さて、ここからはSUNOくんとの格闘です。
今回も、囁くような、話しかけるような歌い方をイメージしていました。
最初に考えた音楽の方向性は、次の2つです。
- 大人のAOR。ほどよい高揚感のあるサウンド
- アダルト・コンテンポラリー・ジャズ
どちらも、落ち着いた大人の雰囲気を狙っています。
ところが、AORのプロンプトでガチャを回してみると、SUNOくん、どうやらお疲れだったようです。
盛り上がりに欠ける曲ばかり。
ドライブ中に聴いたら、ボリュームを上げないと聞き取れないかもしれません。
そこで、今度はJAZZっぽいプロンプトに変更。
すると、SUNOくんのサービス精神が全開になりました。
こちらの意図を吹き飛ばすような展開です。
私がイメージしていたJAZZは、ピアノ、ドラム、ベース、アコースティックギターという構成。
洒落たバーで流れているような、シンプルで大人っぽい音楽です。
ところが、出てきたのはビッグバンド!
おまけに、歌と歌の間にはサックスのソロまで登場します。
まるでビッグバンドをバックに、弱気なオジサンが歌っているような感じ。
いやいや、そんなに大げさにしなくてもいいんですけど(笑)。
同じ行数、同じ語呂にしてみる
ここで、ひとつ学習しました。
一番と二番の歌詞の行数や文字数が違うと、SUNOくんはメロディを揃えるのが難しいようです。
もちろん、それだけが原因とは限りませんが、少なくとも歌詞の形を揃えてみる価値はありそうです。
ということで、おやつを食べたり、晩御飯を食べたりしながら、歌詞を修正。
一番と二番の行数を4行ずつに揃え、文字数や言葉の区切りも、できるだけ近づけてみました。
これで、うまく歌ってくれるかな?
……そう簡単にはいきません。
少しだけ「お?」と思えるメロディも出てきましたが、まだ好きなメロディにはなってくれません。
プロンプトを変えてみたり、歌い方を指定してみたり。
それでも、SUNOくんはなかなか思い通りになりません。
そんなに反抗的なら、JAZZのプロンプトをやめてボサにしてしまうぞ!
と、ブツブツ文句を言っていたのですが……。
あれ?
ボサが合いそうじゃない?
ここで、ようやく作戦変更です。
カッコつけて遠回りしました
最初から、ボサノバという選択肢も頭にはありました。
今回の歌詞には、軽く揺れるリズムと、自然に話しかけるような歌い方が合いそうです。
それなのに、ちょっとカッコつけてJAZZっぽい曲に憧れてしまいました。
おかげで、ずいぶん遠回りです(笑)。
今度はミディアムテンポのボサノバを試してみることにしました。
ただし、朝のコーヒーショップで流れているような軽いボサではありません。
少し夜の雰囲気があって、落ち着いているけれど、眠くなるほどゆっくりではない。
ピアノ、アコースティックギター、ベース、ドラム。
そして、歌はあくまでも自然体。
サビは一度聴いたら口ずさめるくらい、シンプルなメロディにしてほしい。
さて、今度はどうなるでしょうか。
最後は、やっぱりこの言葉
今回の曲で、一番こだわったフレーズ。
「独り言だけど君が好き」
好きだと言えない男性の、ちょっと情けなくて、でも素直な気持ち。
ガーベラの色を思い浮かべながら、彼女の顔を思い出す。
隣にいられたらいいな、と願ってみる。
そんな気持ちを、最後にもう一度繰り返して終わる曲にしました。
半分は実話、半分は願望。
そして、もしかしたら妄想が少々多め。
それでも、こんな独り言があってもいいですよね。
今度こそ、SUNOくんが素直に歌ってくれることを願っています。
ガーベラより君が好き。
……なんて、妄想でも最後まで本人には言えそうにありません(笑)。
出来上がった曲「ガーベラが好き」
