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応援ソングを作るはずが、知人の罠に泣かされた話|SUNOで初めての元気ソング

SUNO

初めての試み。元気ソングに挑戦!

知人から、

「元気になる曲が聞いてみたい」

というリクエストがありました。

そこで、今回は応援ソングに挑戦してみることにしました。

私は普段、好きな女性を思い浮かべて、あれこれ考えたことを作文にして、詩にして、最終的に歌詞にするというのがいつものパターンです。

どちらかというとインドア派。

好きなのに好きだと言えないとか、イジイジしたり、思いを胸にしまい込んだり。

大声で「愛してる~!」と叫ぶような情熱的な恋愛とは無縁です。

ほわーんとした詩が多いんですよね。

そんな私に、元気になれる曲のリクエスト。

アップテンポで、サビでシャウトするような曲は、どちらかというと苦手な部類です。

そもそも、普段イジイジしている人間が、いきなり「頑張ろう!」なんて言えるのでしょうか(笑)

ところが、このリクエストには、私が知らなかった理由がありました。

実は私には息子がいます。

内容は言えませんが、今、彼には大変な出来事が降りかかっています。

それを知っていた知人が、私の息子に向けた応援ソングを作らせるために、「元気になる曲が聞きたい」と言ってくれたのです。

最初から息子のための曲を作ってほしいと言われていたら、正直、なかなか意欲が湧かなかったかもしれません。

でも、普段から私の曲をよく聞いてくれる知人からのリクエストです。

それなら、ちょっとやってみようかな。

そんな軽い気持ちで始めることにしました。

まさか、最後に泣かされることになるとは思ってもいませんでした。

何を伝えたいのか。まずは作文から

いつも思っていることがいくつかあります。

世間では、どうしても結果で評価されることが多いですよね。

もちろん、それは事実です。

でも、そこに至るまでのプロセス、過程だって大切だと思っています。

そして、上を見始めたらキリがありません。

自分より上の人なんて、いくらでもいます。

だから、真上ばかり見上げるのではなく、ちょっとだけ上を見る。

誰かと競うのではなく、昨日の自分を少しだけ超えていく。

そんなことを、いつも考えています。

これを歌詞に盛り込みたいと思いました。

ところが、最初に出てきたのは、いつものように詩とは呼べないような殴り書きです。

例えば、こんな言葉。

胸が張り裂けそうな時
振り返ってごらんよ、僕がいる

誰かに負けたくないなんて思わない
他人との勝負じゃなく
いつだって相手は過去の自分
いつだって越えるのは昨日の自分

走らなくてもいいよ
歩くだけでいい
前に進めたら
それだけでいい

そして、今回どうしても入れたかったのが、

寄り添わないよ
一緒に走るんだから

という言葉。

ただ慰めるだけではなく、一緒に走るつもりだという気持ちを伝えたかったのです。

ほかにも、

「止まない雨なんてないように、嫌なことだってずっと続くわけじゃない」

「昨日の自分が行かないでとシャツの裾を引っ張る」

「明日の自分が微笑んでくれる」

など、思いついた言葉を次々にメモしていきました。

改めて読み返すと、見ていて恥ずかしくなるような言葉の羅列です(笑)

でも、最初はそんなものでいいんです。

ここから少しずつ歌詞にしていきます。

今回伝えたいことは、次のようなものです。

  • 誰かと比べなくていい
  • 結果だけで自分を判断しなくていい
  • 走れない日は歩けばいい
  • ちょっとだけ上を見よう
  • 寄り添うだけじゃなく、一緒に走るつもりだから

これが伝わればいい。

そう考えていました。

いきなり返り討ち。初めての弱気

さて、歌詞の方向性は見えてきました。

ところが、ここからが大変です。

曲調のイメージがまったく湧きません。

普段、意識しているのはAOR。

大人っぽくて、少し都会的で、夜や夕暮れが似合うような曲です。

そんな私が、いきなり元気ソング。

とりあえずJ-POPを意識したプロンプトでSUNOくんにお願いしてみました。

結果は……。

いきなり返り討ちです。

若いアイドルが、満面の笑顔で「頑張ろう!」と歌っているような曲になってしまいました。

なんなら、サビでシャウトしてます。いやいや、ちょっと待ってください。

こちらは還暦をとっくに過ぎたオジサンです。

若いアイドルのようにはいきません(笑)

何度か試してみても、なかなか好きな感じになりません。

J-POPに寄せると自分の好みから離れてしまう。

いつものAORにすると、今度は応援ソングらしい前向きな力が足りない。

何をやっても、しっくりこないのです。

さすがに今回は弱気になりました。

いつもの「翌日大作戦」で、いったん時間を置いてみましたが、それでも「お?」と思える曲に出逢えません。

初めて、完成までがずいぶん遠く感じました。

AORに前へ進むリズムを。ようやく見えてきた方向性

いろいろ試して、ようやく方向性が見えてきました。

J-POPのような明るさや勢いを求めるのではなく、いつものAORをベースにして、そこへ少しリズム感を加える。

速いテンポで元気いっぱいに歌うのではなく、聴いているうちに自然と前を向きたくなるような曲。

今回の歌詞に合うのは、そんな音楽なのかもしれません。

応援ソングだからといって、必ずしもアップテンポでなければいけないわけではありません。

大声で「頑張れ!」と叫ばなくても、歌詞の言葉が届けばいい。

そう考えると、少し気持ちが楽になりました。

翌日大作戦ならぬ、カバーのカバー大作戦!

煮詰まったときは、いったん休んで、次の日にもう一度聴いてみる。

私が勝手に「翌日大作戦」と呼んでいる方法です。

今回はそれでもなかなか突破口が見つからず、翌々日大作戦かな……と、半分諦めていました。

そんなとき、ようやく「お?」と思える曲ができました。

ここで登場するのが、もうひとつの作戦「カバー作戦」です。

普段は気に入った曲をカバーして、そこで終わることが多いのですが、今回は違いました。

まず「お?」と思った曲をカバーする。

その中から好きな雰囲気の曲を選んで、さらにもう一度カバーする。

つまり、カバーした曲を、もう一度カバーするのです。

名付けて、カバーのカバー大作戦!

これが、なかなか良い結果につながりました。

自分の好みに少しずつ近づけていくような感じです。

なかなか良い技を発見しました。

猪木さんのコブラツイストに匹敵するかもしれません(笑)

さらに調子に乗って、プロンプトに「Warm Chorus Harmony」を追加してみました。

今回の曲では、サビになるとどうしても大声を張り上げて歌ってしまうことがありました。

これが、どうにも苦手です。

そこで、コーラスのハーモニーで厚みを出して、声を張り上げなくても広がりを感じられるようにしてみました。

実際に聴いてみると、厚みが出たように感じます。

これも今回の発見です。

こうして、ようやく自分でも納得できる曲にたどり着きました。

応援ソングという名の罠。知人に泣かされました

ここまで、SUNOとの格闘を書いてきました。

でも、今回の出来事で一番大きかったのは、曲が完成したことだけではありません。

最初に書いた、知人のリクエストの話です。

「元気になる曲が聞いてみたい」

この言葉には、実は私の息子への応援ソングを作らせたいという、知人の想いが込められていました。

息子の状況を知っていて、私に直接「息子のために曲を作って」と頼むのではなく、あえて自分のリクエストという形にしてくれたのです。

その企みに気が付いたとき、本当に泣いてしまいました。

嬉しかったんです。

自分で言うのも変ですが、素敵な涙だったと思います。

いえ、還暦を過ぎたオジサンの涙が素敵なのではありません。

知人の想い、そしてその企みから出てきた涙が素敵だったという意味です。

私のようなオジサンの涙は、できれば見たくありません。

客観的に見て、私でもそう思います(笑)

それにしても、こんなやり取りができる知人がいることに感謝です。

まんまと、してやられました。

出来上がった曲です。

恋や想い出だけじゃない。今回も楽しむことができました

今回は、いつもの曲作りとはずいぶん違いました。

好きな女性を思い浮かべて、あれこれ考えるのとは違います。

誰かを元気づける歌を作る。

しかも、自分の息子に向けた応援ソングだったという、思いがけない展開までありました。

正直、制作中はかなり弱気になりました。

でも、私の目的はSUNOで楽しむことです。

好きな曲ができなければ、プロンプトを変えてみる。

歌詞を見直してみる。

カバーしてみる。

翌日、あるいは翌々日にもう一度聴いてみる。

いろいろ試しているうちに、なんとかなるものですね。

今回の大きな発見は、恋や想い出をテーマにした曲だけでなく、応援ソングも自分なりに作れるかもしれない、ということでした。

知人に聞かせるのは、ヒゲダンではありません。

「私の声で歌う、私より上手な私」ですから(笑)

これからも、自分の好きな音楽を楽しみながら、いろいろなテーマに挑戦してみたいと思います。

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